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バクテー(肉骨茶)作った~!

 寒い日の夕食は温かいものがうれしいですよね。そんなわけで最近はまっているのはスープ。和風の豚汁やけんちん汁は汁気の多い煮物?と思うくらい、根菜類たっぷりの具沢山。鶏ガラと干し椎茸の戻し汁ベースのお汁にたっぷりの白菜と春雨、そして私のおっきな手でpaper丸めた特大肉団子入り中華風スープはボリューム満点!洋風バージョンはブロックのお肉と野菜をコトコト煮込み、お肉は取り出して、スープと野菜はミキサーに。ポタージュの出来上がりです。仕上げに生クリームかサワークリームを加えます。お肉もスライスして、一緒に食卓に。マスタードなどをつけて頂きます。 じっくり煮込んだスープにはまるで火のエネルギーが宿っているかのように、じわじわと体にしみ込んで、寒さで冷えた体と一日の疲れを芯から癒してくれるようです。

 さてさて、昨日は寒い上に雨の冷え冷えとした一日。絶好のスープ日和。でも、昨日のスープは和風でも、中華風でも、洋風でもありません。シンガポール風。

 9月の「フィッシュヘッド・カレー」に続き、「作ってみよう!シンガポール料理♪」第2弾、「肉骨茶(バクテー)」(肉骨粉じゃないよ)を作ってみました。

「バクテー」豆知識: 「肉骨茶」と書いて「バクテー」と読むこの料理は皮付き豚肉(骨付き肉や腸や内臓肉の場合も)と漢方薬系のスパイスで煮込んだスープ。発祥はマレーシアで、中国人苦力(クーリー)の間で、安価に体力を養う目的で生まれた料理・・・というようなことがウィキペディアに書いてありましたcoldsweats01 つまり、スタミナ食なのですね。

 漢方系スパイス」というのが、どうも薬膳臭いのでは?「養命酒」みたいなニオイでは?と引っかかるところですが、私の友人にシンガポール、マレーシア方面へ年に何度も出張している人がいるのですが、私のようにおかしなものを喜んで食すような人間ではない彼が、すっかり虜になったと聞き、案外安全coldsweats01かもしれないと思いました。夏にシンガポールを訪れた際にはぜひ食べてみたかったのですが、残念ながら縁がなく叶いませんでした。が、滞在中、スーパーにて土産物を物色中にこんなものを見つけ、買ってきました。

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「バクテー」の素です。肉さえあれば簡単に作れるようになっています。

箱の中身は・・・

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 茶色の袋はスープのベース。白い袋はスパイスのミックス。赤い袋は”soya sauce mix”とあります。しょうゆ味のタレでしょう。中国語の作り方説明書も入っていました。一見理解出来そうで出来ない中国語sweat01。英語の方を見たほうが早い。

英語版の作り方は箱の裏面に・・・

Rimg0513_2 one 豚スペアリブ700グラムをさっと湯がいて水で洗う

two 鍋に1.84リットルの水と肉を入れ、沸騰したら3分間強火で、その後、弱火で42分間煮る

three スープのベースを入れて2分煮る。ニンニク(?)を取り除き、更に18分煮る

four スパイスを入れ、10分間煮込む

five 完成。添付のソースは肉につけて食べる

・・・ざっとこんなところです。

なるほど~、簡単ですね。ただ、1.84リットルとか42分や18分てハンパなのが気になります。何故に1.85リットルとか、40分とか20分とか、キリのいい数字ではないのでしょう?まぁいいや。とりあえず特売日に買っておいたスペアリブを解凍します。

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「まぁ~、奥さん、レジにて4割引ですってよぉ~!」

  実は酢豚にしようと思い、買っておいたスペアリブです。我が家の酢豚はスペアリブのみで作ります。野菜は入れません。肉オンリー。蒸して、揚げて、炒めて黒酢の甘酢あんで仕上げます。ちなみに骨のない小さめのお肉を使った時には野菜も少し入れます。その際、キュウリとパイナップルは誰がなんと言おうと必須sign03です。

 あっ、酢豚の話しじゃなかったですねsweat01。バクテーでした。早速作り方に従い調理開始。で、プロセスtwoまで完了したところで一旦中断。後の工程は翌日、つまり食べる当日に。理由は・・・

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 スペアリブは骨付き豚ばら肉。なので、大量の脂肪が。これをスープとしてそのまま摂取するのは恐ろしい。この脂肪分こそが、かつての苦力たちの過酷な肉体労働を支えたエネルギー源なのでしょうが・・・。でも我々はそこまで体を使っていないので、一晩置いて、冷やして固めて除去します。

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 茶色の袋の中身を空けて煮込みます。中央に見える茶色のコロコロッとしたものはニンニクです。「ニンニクを取り除く」とあるのはこれのことだったのですね。皮付きのまま入っていました。

 煮ている間に、油条(ヨウティヤォ)を作ります。油条とは揚げパンのようなもので、ご飯や油条と共にバクテーというパターンがポピュラーなそうな。小麦粉に重曹とミョウバンを加え練り、寝かせていおいた生地を細長く延ばし、2本ひと組にしてねじりながら油で揚げます。

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揚げ中
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完成

 いよいよクライマックス。スープにスパイスを加えます。なんか漢方薬くさぁ~いニオイがするんじゃないかな?と不安半分期待半分で開封すると、ラーメン屋の胡椒っぽい香りがしました。なんと言うか、インスタントラーメンのスープのようなニオイですね。あと、間の抜けたカレーのニオイって感じでもあります。イマイチ何かが足りなくて、カレーになりきれなかったカレー。「3点足りなくて不合格になった」そんな感じのニオイです。もうちょっと強烈なのを期待していたので、ちょっとガッカリ。でも、美味しく食べられそうなので、良かった。あと10分ほど煮たら完成です。

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 仕上げにパクチーを載せて出来上がり。途中で大量の脂肪を取ったせいか、かなりさっぱりとして、美味しいです。胡椒の香りが効いたほんのりピリッと辛いスープで体もほかほかしてきました。 もっと罰ゲーム的な味わいを想像していましたが、思っていたよりも上品な味でした。後で分かったのですが、マレーシアのバクテーはより漢方系スパイスが効いていて、味も濃厚なのに対し、シンガポールの方はあっさり系なのだそうです。日本人好みなのは恐らく後者の方でしょうね。でもいつか、マレーシア風のほうも「うわぁ~shock!」とか言いながら食べてみたい私です。

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    台所日記」カテゴリの記事

    コメント

    いやあ、いつもながらぱるなさんの料理ブログはよだれらしながらでなければ読めません。おかげでパソコンがべたべたpunchんなわけないだろうってか。
    なんか、ひそかに冬瓜のひき肉煮込みぎんなん添えを作って喜んでいた自分が寂しくなりました。わたしもぱるな家の子どもになりた~いsign02をいをい、親は誰だいって。
    バクテ懐かしいです。昔マレーシア人の留学生が我が家(実家)に来たとき作ってくれました。・・・が、マレーシア風なので、ぱるなさん曰く前者wobblyだと思う。私はわりと漢方系は好きだけど親はかなり四苦八苦しながら食べてたような記憶が・・・ちょっと韓国の「サムゲタン」みたいな感じかな・・・サムゲタンは日本でしか食べたことないからマイルドなのかもしれませんが・・・あ~夜中なのにおなかがすいたcatface

    投稿: かすみん | 2008/12/10 23:46

    おなかすいた~・・・・。私にもください・・・。

    >油条
    ミョウバン入れるのですね。
    ウチはミョウバンというと、全て『結晶作り』に流れていってしまいます。
    バクテーって凄い名前の割りに。見た目あっさりしてるのね。
    私もウァー!!の方食べてみたいわ(*^^*)b

    さて・・・お昼は何をたべようかしら?

    投稿: タリア | 2008/12/11 12:15

    ☆コメントありがとうございます☆

    ♪かすみんさん♪
    「冬瓜のひき肉煮込みぎんなん添え」・・・なんだか手の込んだ和風料理のようではないですかっ!冬瓜は美味しいですよね。

    マレーシア人の手による本場のバクテーを食べたことがあるのですね。現地のバクテーを食べずして、初バクテーがインスタント物という私から見ればかなりうらやましいです。そうか、ご両親四苦八苦で召し上がったのですか。むむむ、これは手強い。でも、これまでも私は「ギョェ~bearing」とか「グェッwobbly」とか言いながら「五香粉」や「パクチー」を克服してきたので、マレーシア風バクテーも好きになれると思います。ドリアンやシュールストレミングと共に私の「いつか食べてみたいものリスト」載せておきましょう。


    ♪タリアさん♪
    ミョウバンの結晶、お子さんの実験でしょうか?面白そうですね。

    ほんと、「バクテー」って凄みの効いた語感ですよね。ドスの効いた声で「バクテー食いてー」って背後から囁かれたぎょっとします。

    投稿: はるな | 2008/12/12 09:22

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