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2007年9月

十五夜の日に

 次女が不機嫌そうに学校から帰ってきた。「どうしたの?」と訊いても、何も言わない。どうも学校で面白くないことがあった様子。

 しばらくしてポツリポツリと今日あったことを話し始めた。最初はこちらから訊いても何も言わなかったくせに、いったん話し始めると、次から次へと面白くなかったことの数々が湧き出してくる。

 私は用事をしながら、彼女の話を聞いていた。敢えてなだめたり、一緒になって腹を立てたり^^;しないで、ただただ「聞き役」に徹していた。でも聞いているうちに段々こちらも参ってきてしまう。

 私がそんなふうに思い始めた頃には、次女も心に溜まったモヤモヤを吐き出してスッキリしてきた様子。そんな時、ひらめいた。

 私:「今日はお月見だね。一緒にお団子作ろうよ!」

 娘:「疲れたからいい。」

 気分転換になればなぁと思ったのに・・・仕方ない、私一人で作り始めることに。でも、団子粉をこねて、蒸して、ついて、丸めて・・・と作業を進めるうちに、何となくやってみたくなって来たのか、こちらの様子をじ~っと眺めている。そして、みたらしの「たれ」を作り始めた頃、お醤油の匂いにつられたのか、「私も手伝う~っ!」と言ってきた。

 私が串に刺したお団子を焼き、次女がたれを絡める。最後の仕上げをちょっと手伝っただけながら、もう、いつもの彼女に戻った様子。お団子効果で、気持ちも丸く穏やかになったのかな?とりあえず、私も一安心。

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 次女と共同制作のみたらし団子。蒸したサトイモと一緒にお月様にお供えする。丸いお団子やお芋にあやかって、「丸いココロ」で明日は穏やかな気持ちで過ごせるといいなぁと思った。

 いつの間にか外は暗くなっていて、夜空には白く明るい月が。せっかくだからお月様も撮っちゃおう・・・

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 え~、これじゃぁ心霊写真じゃん!「夜景モード」で撮ったんだけど・・・。コレじゃぁ「仲秋の名月」も台無し^^;。

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「かもめ食堂」とシナモン・ロール

 今回の旅行をきっかけに、見てみたいなぁ~と思っていた映画、「かもめ食堂」のDVDを最近になって、やっと入手。この映画ではフィンランドのヘルシンキで日本食の食堂を切り盛りするサチエ(小林聡美さん)を中心に、ちょっと風変わりながら、普通に日常を送る登場人物の様子が淡々と描かれている。ビックリするような大事件や、うっとりとろける様なロマンスとか、そういったことは起こらない。けれどミドリ(片桐はいりさん)やマサコ(もたいまさこさん)といった、個性派の人たちの成せる業(?)か、彼女達がただそこにいるだけで、物語になってしまい、知らず知らずのうちに私も食堂のお客さんになった気分になっていく。緩やかに流れる彼女達の日々を眺めていると、肩の力も抜けてくる。このゆる~い雰囲気が好きだなぁ~(^^)。

 「かもめ食堂」の舞台は、"Kahvila Suomi" というヘルシンキに実在するカフェ。その他の場面も、全てフィンランド・ロケにて撮影されている。ここのカフェには行っていないけれど、トラムや市場、街並など、実際に見てきた所が沢山登場して、楽しい。実際にこの街を訪れた人には懐かしい気持ちで楽しめるし、そうでない人も、きれいな街並みや風景、シンプルでオシャレな食堂の様子など、北欧らしさ、フィンランドらしさが楽しめると思う。でも、一番身を乗り出して見ていたのは、「食べ物」かな~^^;。舞台が「食堂」なだけにおいしそうなシーンがいっぱい登場する。

 「かもめ食堂」の売りは、外国人に人気の「スシ」、「テンプラ」、「テッパンヤキ」などの日本食ではなく、「豚の生姜焼き」、「塩じゃけ」、「豚かつ」、そして「おにぎり」など、日本人にとっての「普段着の日本食」。こういったものを現地エキストラの人々が、お箸を使っておいしそうに食べる姿を見ていると、日本人として嬉しくなってくる。彼らを見ているうちに、こちらもお腹は空くは、無性におにぎりが食べたくなるはで困ってしまう。ダイエット中の人はみるのがキツイかも^^;。私も旅行中、こんな店を偶然見つけたなら、迷わずおにぎり食べていたかも。そして店のピンチを救う(?)重大な役割を果たすのが「シナモンロール」。そのシナモン・ロールを作るシーンでは、鮮やかな手さばきに思わず見入ってしまう。焼き上がるシーンでは、画面からシナモンのいい香りが漂ってくるよう気がしてたまらない。とにかく「食べるの大好き」、「作るの大好き」な私みたいな人間は、きっと黙って見ていられない映画だと思う。

  さてさて、映画でも大活躍だったシナモン・ロール、私も旅行中何度かお世話になっている。この菓子パンはフィンランドのみならず、北欧ではとてもポピュラーで、カフェで食べることもあったり、ホテルの朝食でも見かけたり。はたまた、スーパーでは一口サイズの袋入りシナモンロールも売られていて、携帯に便利な旅の「非常食」としていつも持ち歩いていた。昼食を食べそびれた時、小腹が空いた時、とっても助かった。そんな想い出のシナモン・ロール、スウェーデンで買って来たお菓子の本に、レシピが載っていたので早速作ってみることに。

 厳密に言えば、「かもめ食堂」のシナモン・ロールではないけれど、「かもめ風」に成型してみる。サチエたちがシナモン・ロールを作る場面を繰り返し再生して、じっくり観察して、それっぽく作ってみたのだけど・・・。どこかで何かを間違ってしまったのか、平べったくて、硬い。「なんかこんな格好の虫、いるよね~。」という出来上がりに(T_T)。しかも大量に出来てしまったので、この一週間ほど、頑張って消費してきた。夫にも子ども達にも消費に協力してもらう。どんなに不出来なものでも、黙って食べてくれる家族の「愛」が嬉しかった^^;。夫はこの「へたれシナモン・ロール」を朝食に食べて、海外出張に行ってしまった。もし、出先で万が一のことでもあれば、あれが最後の「家庭の味」になってしまうのかと思うと、心苦しい。もう少しマシなものを用意してあげればよかったと、後悔。

 初めてのシナモン・ロールはとても納得のいく出来ではなかった。そこで、前作をやっと食べ終わった今日、リベンジに。温度に気を配り、生地の扱いに気を配り、再挑戦して出来たのがコレ。
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                トッピングのお砂糖、かけ過ぎ~。

 う~ん、なんかビミョーに違うような気もしなくもないような・・・。まだパンに高さがちょっと足りないなぁ~。、「コレだ!」と納得のいくものを完成させるために、いっそ、フィンランドにシナモン・ロール修行の旅に・・・というのは無理だけど、一日おきくらいに作れば、そのうちマスター出来るかな?でも、そうなると朝食とおやつは毎日毎日「シナモン・ロール」・・・いい加減、家族からブーイングが起こりそう^^;。 

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加減が少しわかってきたような・・・

 長~い夏休みボケから早く復帰するべく、このところちょっと気合を入れた練習をしてきた。時間の許す限り徹底的に、出来るまでやる!と頑張ってみた。その甲斐あってか(?)、休み前のレベルまでにはどうにか戻れたかなぁ?と思えるところまで来た。宿題になっていたAs durのスケールも、いつに無く滑らか(自分比です^^;)。いい感じな仕上がりに♪

 そんなわけで、昨日のレッスン、行くのがちょっと楽しみだった。やっぱりちゃんと出来てない宿題を持って行く時よりは、足取りだって軽い。レッスンは「ソノリテ」から始まる。低音をpp→ff→ppと強弱を付け、♩=60のテンポで、ゆ~っくり吹く。OKだった。「よく息が続きますね~」とも言われた。「ええ、肺活量にはちょっと自信が!」という一言は飲み込んで^^;、笑顔でうなずいておいた。では次に・・・ということでやってみたのは、これを全部で吹くということ。ブレスは途中でとってもいい、ということでやってみると・・・これが手ごわい。大体低い音を大きな音で吹くとバリバリ割れた音になってしまう。そうならないよう意識すると、今度は息の吹き込みがなんか不自然で良くない。全体的に力み過ぎと言うか、のどが閉まっていく感覚が自分でも解る。ここでもまた「脱力」がテーマになる。でも、以前は、どう力を抜くかポイントがよく解らなかったし、先生の説明を聞いても今ひとつ自分のものに出来なかった。でも、今まで続けている間に、自然と、理屈ではなく、感覚として身に付いてきたのか、少し解ったような気がした。う~ん、なんというか、横隔膜を境に^^;上はゆるゆる、下はどっしり構えるという感じかな。ま、これが「決定版」というわけではもちろん無いと思うけど、練習を続けながら、その時の状態にピタリと合う感覚を身に付けていければいいんだなぁと思った。それにしても、この低音の課題はなかなかチャレンジング。しばらくこれで楽しめる^^;。

 「アルテ」は自信満々とまでは行かないけれど、家での練習では、スケールとアルペジオがどういうわけかいつもよりスムーズに出来ていた。指回しの具合が私のやりやすい配列になっているのかよく分らないけど、やっていて面白かった・・・なのに、いざ先生の前でやってみると、高音は出ないは、中音E♭の指使いは間違えるは、悲惨な結果に(T_T)。なんでだぁ~、家では出来てたのにぃ。そんなわけで、音階練習とスケール&アルペジオは持ち越しとなってしまった。ちょっと納得いかなかったけれど、あとで冷静に考えてみると、やっぱり「出来る時」と「出来ない時」があるということはまだ「出来ていない」ということだと思う。いつも、どんな場合にも出来てこそ、初めて「出来た」と言えると思う。ちょっと出来たからといって、図に乗らず、もう一度頑張ろう。

 その分(?)エチュードはNo.17も18もOKだった。”40 Little Pieces”のNo.24、まったり「アレグロ」も本来のテンポで出来るようになって○。デュエット集もOKだった。あ~、ガリボルディも残りあと2曲。これが終わったら「アルテ」の本編が終了するまでは、”40 Little~”とデュエット集をやるとか。何故か、あまり楽しみじゃなかったりする^^;。なんでだろう?何でかなぁ^^;??

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桃を楽しむ

 先日、桃を買った。箱で。25個も入って、1000円♪「買おうかなぁ~」と思いながらもちょっと迷う。ひと箱1000円はお買い得といえばそうだけど、25個も要らないし・・・「1000円」という数字になんかあまり安値感が感じられない。980円なら即買いなのに^^;・・・なんてケチなことを考えながら、いったん桃のことは忘れていた。でも周りの人を見ると、みんな桃の箱を持っている。そんな光景を見ると・・・いろいろ迷ったり考えたりしていたわりに、簡単に覆ってしまう自分が情けない。しっかり、ひと箱お買い上げ!

 食べてみると甘くてとても美味しい。良かった良かった。「毎日1人1個食べてもいいからね~!」なんて夢のような食べ方も出来る♪それでも、沢山あるから傷まないうちに早目に食べないと・・・ということで、ちょっと手を加えてみた。

 まずはタルト。だいぶ涼しくなったとはいえ、この時期はまだ気温が高く、バターを沢山使ったタルト生地は、すぐにダレてしまい,扱いにくい。冷蔵庫に入れたり出したりしながらの作業がちょっと面倒だった。上にのせる桃は、生のものをそのまま使いたかったけれど、変色して見た目が悪くなってしまうので、軽くシロップで煮て、コンポートにしてみた。中のカスタードクリームは、牛乳とヨーグルトを半々にして作った。桃が甘いので少し酸味のあるクリームがいいかなぁと、工夫してみた。で、出来上がりはこんな感じ。

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             ほんのりピンク色のかわいいタルトになりました。

 そしてゼリー。桃のコンポートを作ったときに、ほのかに桃の香りと色が移った、おいしいシロップが沢山出来てしまった。ソーダやワインで割ると、なかなかオシャレな味のステキな飲み物になった。でも、なかなか消費しきれないので、ゼラチンを加えてゼリーにすることに。固まりかけた時に、カットした桃と、冷凍庫に長らく居座っていたカシスも加えた。
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          カシスを入れたため、色がちょっと濃くなってしまいました。

 もうすぐ、桃のシーズンも終わり。今年はあまり食べる機会がなかった桃だけど、ここに来て、沢山食べられて良かった。めでたしめでたし、で、ふと気付いた。「ビワ」の時にもケーキとゼリーを作ったような気が・・・。ワン・パターンだなぁ~^^;。

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久々の練習&レッスン

 楽しい夏休みも終わり、生活のリズムもとりあえず普段どおりに。旅行から帰ってきて既に半月以上も経っているので、「カラダ」の方は日々を過ごすうちに強制的に日常モードに戻されている。

 でも、「ココロ」の方はまだフィンランドの森にでもいるのか、バルト海上空を彷徨っているのか・・・旅の想い出に浸っては、ため息をついている今日この頃。帰国早々の猛暑を思えば、東京もすっかり秋らしくなってきた。こんな涼しく爽やかな気候にも、北欧を思い出し、また、ため息が・・・。

 これで、もし、万が一^^;にも、旅行中に「ステキな出会い」でもあろうものなら、「北欧に戻りたい」病も重症化しているかもしれない。再起不能かもしれない・・・が、幸か不幸か(?)そんなことも起こり得ない私の場合、単に旅行後にありがちな虚脱感というか^^;、そんな程度のもの。社会生活には何ら支障をきたすことはない^^;。でも、いつまでもボンヤリしてられない。たっぷり充電した分、気分一新、バリバリ頑張るぞ~!

 で、フルート。なんせ20日間以上も手も触れる事がなかった。久々に音を出してみた時には、音こそ出ているものの、「何、これ~!?」な、なんともすっ呆けた間抜けな音色になっていて、思わず大笑いしてしまった。で、大笑いしたあと、怖くなった。今度のレッスンまでに旅行前の状態に戻れるのか?と焦る。音を探すように「ソノリテ」を一生懸命やってみた。何となく「堪」みたいなものが戻ったような気がしてきたところで、アルテのスケールやアルペジオをやってみる。エチュードも何となく思い出してきた。

 そして、先週のレッスン。「20日間は吹いてないんですよ~。」と言うと先生はちょっとビックリされた、というか呆れられたかもしれない^^;。そんなこともあって、ちょっと大目に見てくれたのかもしれない、課題は全部OKだった。”40 Little Pieces”のNo.24以外は。実はあんまり長い間ブランクが空いたせいで、これが課題になっていたことをすっかり忘れていた。ゆっくりやってみれば何とかOKだったけど、この曲、題名が皮肉なことに”Allegro”。次回までに「本来のテンポ」で出来るようにしてきてくださいねということになった^^;。

 そんなわけで、現在の課題は「ソノリテ」が低音に突入。ゆ~っくりのテンポで、深みのある音を目指してやっている。「アルテ」はAs durとエチュードNo.17(余力があればNo.18も)。そしてデュエット集とやり残した”40 Little Pieces”。一週間でこなすにはちょっと多いかなって感じだけど、「間抜けな音」のショックが大きかったせいか^^;、この一週間ちょっと頑張ってみた。明日は、レッスン。バァ~ンと吹いて来よっと!!

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スカンジナビア旅行記(5)

「たびのおもひで写真館」にて『スカンジナビア 「デンマーク」』も公開中です。
どうぞ、併せてご覧くださいませ~(^^)。

デンマーク

1日目。9時30分頃にコペンハーゲン着。船を降り、タクシーでホテルに向かう。チェックインにはちょっと時間が早すぎたため、部屋には入れず。大きな荷物を預けて、まずはストロイエを散策。なんか、以前よりも街の中がごみごみした感じがする。あれから18年も過ぎ、時代が変わったことと、夏休みで人がいっぱいいるせいかもしれない。子供たちは友達にあげるお土産を買いたいということで、ブラブラしながらお土産を探す。が、これといったものはない様子。このストロイエ沿いにはあの「ロイヤル・コペンハーゲン」の店がある。買う物(買える物)はないけれど、一応目の保養にと入ってみる。3階には豪華なフローラ・ダニカのシリーズが展示されている。商品もお値段もため息が出るほど。その他王室への献上品のレプリカなのか、非売品の様々なものも置いてある。その後、2階1階の「正札」の商品をサラ~っと見て、地階のセール品、B級品コーナーを覗く。こちらはお買い得とは言え、元の値段が高いから、それでも結構な値段。そんな中で、前年度以前のバージョンのクリスマス・オーナメントを発見。かわいらしい天使が描かれたガラス製のボール飾りを購入。その後、ニューハウンで昼食を取り、運河めぐりの遊覧船に乗る。初めての運河ツアーで見る景色は、前に見たことのあるところも新鮮に見えて、楽しかった。1時間半ほどの間にいろいろ見られた。

 2日目。子ども達お待ちかねの「レゴランド」へ向かう。コペンハーゲンから特急で2時間30分ほどのところにあるヴァイレという街から更にバスで45分のところにある。途中バスの窓から見える風景はのどかな田園地帯。広大な小麦やトウモロコシ畑があったり、馬や牛が放牧されていたり、北海道のよう。そんな中に所々民宿のよう施設もある。大きな街も楽しいけれど、こんなところでのんびり過ごすのも良かったかもしれない。さて、バスがレゴランドに到着するともう、次女がじっとしていない。普段落ち着きのない彼女も、レゴをやっている時だけは黙々と何時間も、それこそ寝食を忘れそうな勢いでレゴに取り組んでいる。いつか、本棚や机やベッドなど、部屋の中、全てレゴで作った家具を揃えて暮らしたいとも言うほどのレゴマニア。で、飽きたら、また分解して新しい家具を作って模様替えするらしい。ゲートをくぐるとすぐ、ジオラマのレゴの世界が広がる。とても精巧に出来た町並みが素晴しい。次女は、食い入るように見つめている。細部の組み立て方とか、曲線の作り方が参考になるらしい。確かに建物や動物など、レゴによる作品も素晴しいけれど、これらの展示に欠かせない植栽の作りも素晴しいと私は思った。盆栽に通ずるものを感じる。園内には乗り物などもあり、まる一日存分に楽しんだ。帰り際に園内のショップを見る。次女はレゴつめ放題のコーナーで容器にいっぱいレゴを買ってもらった。ちょっと早い誕生日プレゼントということにする。他にも「100gいくら」という感じで量り売りのコーナーもある。長女も丁度いいお土産を見つけられたようだし、私も甥っ子にお土産が買えてよかった。

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スカンジナビア旅行記(4)

「たびのおもひで写真館」にて、『スカンジナビア 「ノルウェー」』も公開中です。
どうぞ、併せてご覧下さいませ~(^^)。

ノルウェー(ベルゲン)

 1日目。朝方、鉄道でベルゲンへ向かう。オスロ~ベルゲン間、471.2Kmを結ぶ路線を「ベルゲン急行」と呼ぶらしい。森の中を走り抜け、かわいらしい家々の点在する湖のほとりを進み、路線の標高が上がるにつれ、車窓の風景も樹木が少なくなり、岩がちのゴツゴツとしたものに変わってくる。この沿線の最高地点のフィンセ駅は海抜1222m。ここまで来ると氷河が見えてくる。中でもハダンゲル氷河の雄大さはすごい。刺繍の技法で、布目の穴を広げたり、糸を抜いたりした所をかがりながら模様を作る「ハーダンガー刺繍」というのがあるけれど、このあたりが発祥の地の様子。山の頂上に今も残る雪が夏の陽射しで少しずつ溶け出して、幾筋もの滝を作り出している。やがて次第に標高が下がってくると、今度はフィヨルドが見えてくる。入り江に添って敷かれたレールは幾度となくトンネルを通る。とても変化に富んだ風景で、見ていて飽きない。所要時間は6時間30分ほど。この風景、一瞬たりとも見逃したくないと、居眠りすら忘れ^^;、窓に張り付いていた。3時ごろベルゲン着。オスロから山岳地帯周辺まではとてもいい天気だったのに、フィヨルドが見えてきたあたりから雨。ホテルで傘を借り、街を見て歩く。港には市場が出て、土産物や野菜・果物、えびやサーモンなどのシーフードが売られていて、観光客でごった返していた。年末のアメ横みたい。そこで魚のフライを買い、遅い昼食にした。対岸の通り沿いにはカラフルなかわいい三角屋根の家々が横並びに建っている。ブリッゲンと呼ばれる地区で、元はドイツ人商人達の家屋だったり事務所だった建物。何度も火災にあい、その都度修復して現在に至っているそう。今は土産物屋や飲食店になっているけれど、実は世界遺産に登録されている。狭い間口のわりに奥行きがあり、家の隙間に迷路のような細い道があって面白い。

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スカンジナビア旅行記(3)

ノルウェー(オスロ)

 1日目。 約6時間の鉄道の旅の末、午後3時前にオスロ到着。途中、スウェーデン・ノルウェー間の国境を通過するものの、”Welcome to Norway!”と車内アナウンスがあっただけで、あっさり通過。着後、ホテルの周辺を散歩。目抜き通りのカール・ヨハン通りは王宮から中央駅までまっすぐ伸びている。店も多い。大道芸人や路上ライブをやる人たちもいる。週末ということで大変な賑わい。なんだか今回の旅はどこへ行っても混んでいる。やっぱり夏休みだからなぁ~。朝起きた時に頭痛がしたから鎮痛薬を飲んで、電車に酔って酔い止めを飲んだせいか、異常に眠い。やっぱりダブルはまずかったかな?

2日目。 雨。でも、たくさん眠って気分爽快。ツーリストインフォメーションで、オスロ・パスを購入。これがあれば市内の交通機関や博物館などの入場料が無料になる。無料といっても、約6000円(48時間有効)で買ったのだけど。その都度一々お金を払わなくて済むし、大体モトもとれるので、ストックホルムでも同様のパスを購入した。国立劇場前の駅から地下鉄に乗って、「ムンク美術館」へ行く。作品を鑑賞する前に、ムンクの生涯を解説するビデオを見る。作風から伺い知れる「孤独」、「不安」などなどに満ちた生涯のようだ。作品を鑑賞しながら思ったことは、一般的に「辛い」、「不幸」といわれるような思いを、「絵画」という形のあるものにできるのは凄いという事。仮に私に絵心があっても、楽しいことはきっと描けると思う。でもそうでないことはどうだろう?そんな思いを「イメージする辛さ」、「キャンバスに描き出す作業の辛さ」、「完成したものが形とし残り、自らも目にする辛さ」・・・なんだか徹底的に辛いんじゃないかと思う。製作にはさぞエネルギーが要ることと思う。私にはきっと耐えられない・・・そんなわけで鑑賞していてとても疲れた。併設のカフェで一服して帰る。そのカフェにはなんとあの「叫び」のケーキがある。チョコレート出来た叫び顔がのったチョコレートケーキ。長女が注文して食べた。私も一口もらった。思わずあんな顔になるような味・・・なんてことはなくて、普通に美味しい。長女は面白がって写メールを日本にいる友人に送っていた。お金がかかるから写メはやめなはれ~!

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